
プログラミングを勉強して、就職しようとしています。
でも、プログラマーにとって英語は必須と聞きます。
プログラマーになるために、本当に英語は必要なんでしょうか?

そんな悩みに対して答えます。
私はプログラマー歴10年でして、英語を使って様々な国のエンジニアやビジネスマンと仕事をしています。
とはいえ、私もまだまだ英語力が足りておらず、引き続き勉強は必要だと思っています・・・。
そんな私が「プログラマーにとって英語が必須か」、「英語はどのように勉強すれば良いのか」に答えます。
プログラマーにとって英語は必須ではありません
結論、プログラマーにとって英語は必須ではありません。
なぜなら、現在は英語化されたサイトや文章を簡単に日本語化させることが可能だからです。
Webサイト上で公開されているドキュメントは、Google翻訳を使用することである程度は日本語訳化を自動化させることができます。
Google翻訳は、表示されている英語のWebサイトをボタン1つで日本語に変更させる機能です。
よくある質問:Google翻訳ってどのくらい精度が高いの?
自動翻訳システムに対して精度を不安視される方もいると思います。
結論、現在の翻訳システムは非常に優秀です。
なぜなら、Googleの提供する機械翻訳の仕組みが進化しているためです。
これは、2020年6月に発行されたGoogleの最新のGoogle Translateの技術動向です。
>>Recent Advances in Google Translate
2016年から導入されたGNMTと呼ばれるGoogle独自のニューラル機械翻訳モデルを含む自動翻訳の改善を推進したことで、翻訳の品質を大幅に改善したようです。
ニューラル機械翻訳モデルとは?
ニューラル機械翻訳(NMT)とは、ニューラルネットワークを用いた機械翻訳モデルです。
ニューラルネットワークは、簡単に言うと「生物の思考のアルゴリズム」です。
機械翻訳にニューラルネットワークを取り入れることで、人間の判断の仕方により近い方法で文章を組み立てることができます。
なんでNMTで精度が上がったの?
NMTが採用される前は、フレーズベースの機械翻訳(PBMT)が採用されていました。
PBMTは、入力分を単語や熟語に分割に分割してほぼ独立した翻訳をする仕組みです。
なので、人間の判断の仕方とかけ離れた判断をしてしまうという問題がありました。
人間の判断の仕方とは?
人間は言葉や物を判断する時に、複数の情報を組み合わせて総合して思考します。
「人の顔かどうか?」を判断するとしましょう。
人の顔は「左上に目があるか」、「右上に目があるか」、「真ん中に鼻があるか」など複数の情報を総合して判断します。
もしこれらを分割して判断したら、もしかしたら「これは犬だ」と誤った判断をする可能性があります。
ニューラルネットワークにより、複数の情報から総合して物事を判断できるのです。
それでも英語の勉強をしたい人へおすすめ勉強法
ここまで、Google翻訳が優秀なので「英語は必須でない」と書いてきました。
それでも、英語力はあるに越したことはありません。
なぜなら、プログラマーは英語でのコミュニケーションをする可能性が高いためです。
やって損することは全くありません。
では、具体的な勉強方法をいくつかご紹介します。
結論、以下のことをバランスよくこなすのが上達への近道です。
- Reading
- Writing
- Listening
- Speaking
順番に解説していきます。
Reading
Readingは技術ドキュメントやニュースサイトを読みながら慣れていきます。
自分の仕事や趣味に身近なトピックを選ぶことで学習効率が高まるためです。
技術ドキュメントですと、例えばAndroidアプリを作っている人はAndroid Developersを読んだりGitHubのREADMEを読んだりします。
Readingにトライしながら、分からない部分はGoogle翻訳を使ってチェックしましょう。
Writing
Writingは、英語の出来る人とチャットをして、相手に伝わっているか確認していきます。
チャットであればカジュアルかつシンプルな内容でコミュニケーションができるからです。
おすすめの方法は、HelloTalkを使うことです。
このアプリは、無料から様々な国のユーザとチャットや通話ができます。
相手の学びたい言語と自分の学びたい言語をマッチングさせて、お互いの母国語を教えあうことでwin-winな関係を築くことができます。
このアプリをきっかけに、外国の友達を作る事も可能です。
Listening
Listeningは日本語訳と英語訳が同時に確認できる動画・音声サービスを利用します。
なぜなら、しゃべっている内容を英語で確認しつつ、日本語に変えたときのニュアンスも同時に学べて、効率が良いからです。
Netflixは英語訳と日本語訳を下のように同時に出すことができまして、且つヒットコンテンツが多い人気の動画配信プラットフォームです。

ListeningもReadingと同様、自分の趣味や身近なトピックに合わせてコンテンツを選ぶことをおすすめします。
Speaking
Speakingは、シャドーイングをしましょう。
シャドーイングとは、聞き取った英語の内容をリアルタイムに自分で復唱する練習法です。
なぜなら、いつでも英語学習ができるので英会話スクールよりも学習効率が高いからです。
日本語訳と英語訳が出せる状態でListeningをしながら、聞き取った内容をシャドーイングすることで、更に学習効率が高まります。
SpeakingはListeningとセットで効率的に学習していきましょう。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。