
2020年の大学生の就職内定率が69.%という報道がありました。
内定を貰うために必要な事は何でしょうか?

こういった悩みに答えます。
この記事を書く私は2012年卒でして、同時期で57.3%の就職内定率の中を戦って無事内定を取得した経験があります。
内定を貰うために必要な考え方を解説したいと思います。
2020年の大学生の就職内定率が69.8%
厚生労働省の公表によると、2020年10月1日時点での大学生の就職内定率が69.8%であることが分かりました。
新型コロナウイルス流行に伴い、大学生の就職も厳しい状況を強いられているようです。
69.8%という数字は、直近ですと、2015年(68.4%)と同等でして、リーマンショックが起きた2008年(69%)の水準でもあります。

他の学校はどうなっているかも見ていきます。
短大と専門学校についても、大学生と同じような下落の仕方をしています。
- 短大:40.6%→27.1%
- 専門学校:60.4%→45.5%

次に短大女子のデータです。

それに対して、高専はあまり変化が無く、相変わらずの高水準を示しています。
- 高専:96.2%→93.8%

高専生が内定貰えているのはなぜ?
大学生・短大生・専門学校生は軒並み大きな下落となっています。
一方で、高専生はあまり影響を受けていないように見えます。
それは、コロナの影響を大きく受けている業界とそうでない業界が存在するためです。
高専生はエンジニアを志望する人が多いため、製造業や情報通信業のエンジニアとして就職する事が多いです。
つまり、業界によっては厳しい所とそうでない所が存在する可能性があります。
情報通信業への就職を検討しましょう
結論、情報通信業界への就職も検討しましょう。
理由は3つあります。
- 理由1:情報通信業は内定率が比較的高い
- 理由2:情報通信業のキャリアは他業種に転化可能
- 理由3:情報通信業界はリモートワークが比較的容易
理由1:情報通信業は内定率が比較的高い
リクルートキャリア社から発行されている「就職プロセス調査(2021年卒)」の参考データを参照すると、製造業・情報通信業は他の業種と比較して内定率が高いというデータがあります。

つまり、情報通信業はコロナ禍でも積極的に人員を募集していて、内定を獲得できる確率が高まるということになります。
理由2:情報通信業界のキャリアは他業種に転化可能
情報通信業の企業に就職すると、今後も同じ業種に居続けなければいけないでしょうか?
結論、情報通信業界を経験した後も他業種にキャリアチェンジすることが可能です。
なぜなら、他業種でもITへの投資は年々加速しているためです。
日本情報システム・ユーザ協会(JUAS)による「企業IT動向調査2021」によると、以下の情報があります。
各企業は、DX推進の度合いが短期的で約6割、中長期的には約3/4が「加速」するだろうと予測している。

業種グループ別では、短期的には特に機械器具製造(77.8%)、サービス(80%)、中長期的には特に商社・流通が91.7%加速すると予測している。

次に中長期的なDXの推進度合いを表すデータです。

つまり、ITと既存の業種との連携によるビジネスが今後増えていくと予想できます。
こういった複数の経験を組み合わせたキャリアを歩める人材需要も高まっていくと考えられます。
理由3:情報通信業界はリモートワークが比較的容易
就職したら、リモートワークで仕事をしたい考えている方もいると思います。
情報通信業界は、他の業界に比べて比較的リモートワーク導入率が高いです。
根拠となるデータは以下となります。

こちらは、総務省から発行されている2020年に発行されたテレワーク利用動向の調査結果です。
産業別テレワーク導入状況を見ると、「金融・保険業」と「情報通信業」が他の産業の約2倍の割合でテレワークを導入している事が分かります。
このデータから、情報通信業はテレワーク導入率が高く、就職後はテレワークしやすい環境下で仕事できる可能性が高いということになります。
情報通信業ってどんな仕事があるの?
情報通信業では様々な仕事があります。
その代表的な例はプログラマーやエンジニアです。
情報を発信するためのWebサイトやアプリケーションを開発する必要があるためです。
プログラマーやエンジニアの職に興味がある方は、プログラミングを始めるためのロードマップをこちらで解説していますので、是非ご覧頂ければと思います。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。